大阪きづがわ医療福祉生活協同組合 Osaka-Kizugawa Health Co-operative Association

お知らせ 2018.08.01

医療を受けることが制限されることのないよう、医療費の自己負担を軽くする
無料低額診療を利用してみて

 生計困難な方で経済的理由(低所得者・要保護者など)により病気になっても適切な医療を受けることができない場合、自己負担分の治療費を無料にしたり、安くしてくれる無料低額診療を行っている病院があります。
 それを実際に、利用された方の声を聞いてみました。

事例その1  西成 60代 女性
 私は、西成民主診療所の事務長から『無料低額診療』について案内をされ、制度を利用できるようになりました。当時、糖尿病の治療中で薬による治療が必要でしたが、ぎりぎりの生活費でとても医療費の自己負担分をまかなえる状態ではありませんでした。親の自営業を手伝っていたため会社勤めの経験はなく年金の支給も受けることができていませんでした。この間、生活は同居の息子の収入と貯蓄の切り崩しで何とかしのいでいましたが、治療費の負担金(3割)支払いまでは困難で、『無料低額診療』の制度に救われた思いです。
 今は、生活再建で相談に乗って頂き生活保護を受給しています。医療生協の支部活動にも参加し地域の役にたてればとお手伝いをしていますが、以前より明るく生きられるようになったと思います。

事例その2  みなと生協診療所(実践事例)
 社会福祉協議会から「独居で経済面なども大変で、医療も必要と思われる方がおられるので相談したい」旨の連絡が入ったため、診療所の医療スタッフで訪問したところ、衛生状態が悪く健康状態も良くない状況でした。本人承諾に困難が伴いましたが、結果的には受診され入院となりました。その後生活保護を受給されることになりましたので無料低額診療の対象外となりました。社会福祉協議会より「無料低額診療をされている生協の診療所なら力になってくれると思いました」と嬉しい連絡を頂きました。無料低額診療の実施が、くらしや健康を取り戻すきっかけに繋がりました。

お問合わせ
無料低額診療のご相談は各医療機関にお問い合わせください。
(各医療機関によってことなる場合がございます)